文字どおり、川島誠のレビューをじゃんじゃんしていこうと云うコーナー・・・・
どこまでいけるやら。

この「もうすぐ戦争がはじまる」は「葬式KIDS」というアンソロジーの中の1編です。
ちなみに、現代を生きるティーンの文学だそうで。10代の方、どうぞ。

どんな話かを簡単に説明すると

クラスで傍観者的な立場を取る主人公
      ↓
いじめを強制的にさせられる
      ↓
いじめられるようになる
      ↓
怪我して入院
      ↓
そこで「先生]に出会う
      ↓
「先生」に魅かれはじめ、退院後も先生の家に通うようになる
      ↓
・・・・・・・・・・・・・・・

結局、どんな話かというと、右翼に染まっていくのですよ。
その、「あ、これは右翼なんだ」って分かる瞬間が
川島誠の一人称の巧さというか、何というか・・・
物語中には「右翼」なんて一言も書かれていないしね。
主人公が自然と取り込まれていく様子がよく分かります。

私は、川島誠の言葉遣いが好きです。
主人公の年代の言葉遣いをするのがとても巧い!
それでいて、はやり言葉をつかないから、媚を売っている感じや、色あせ感がないのです。
クールな、感動を求めない、重松清!!

・・・・・・・・・・・・なんか違うあなぁ・・精進します。

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